介護スタッフの負担を減らす2つの方法

人材不足が問題になっている介護事業所では、少しでも働くスタッフの負担を減らしたいと考えます。
そうすることで、働く介護スタッフが退職してしまうことを防げるからです。
介護スタッフの負担を減らす方法としては、大きく2つの方法があります。
一つは、人員を増やすことです。
例えば、十人の高齢者を一人の介護スタッフでケアをするユニットと、二人でケアをするユニットとではスタッフにかかる負担は大きく違います。
人数が多いほど、一人でこなす仕事量が減るため負担も少なくなります。
人件費を考える必要はありますが、スタッフの負担を減らす簡単な方法となります。

もう一つの方法は、介護を行う環境を変えることです。
介護施設で働く介護職にとってありがたい存在が、見守りをしてくれるスタッフです。
例えば介護スタッフが高齢者の排泄介助等に入っている最中、フロアに目を配ることができません。
もし、そこで見守りをしてくれる介護スタッフがいたら、高齢者が危険な目に合うような事故を未然に防げます。
高齢者の安全を守り、介護職の負担を減らす意味でも、見守りスタッフを配置しておくことは重要です。

しかし、人員によほどの余裕がない限りこの問題に対応するのは難しいといえます。
そこで、この見守りの問題をカバーするのが介護ロボットです。
IoTの活用は、複数の介護施設ですでに進んでおり、いくつかの課題はあるものの見守りを行うには良い効果が期待できるそうです。
この他、昇降機能付きベッドを使えば、高齢者の排泄介助をする時にベッドを高くして介護職の腰への負担を軽減することができます。